第13話「特訓!!モーモー大作戦」

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カラス岳が見えて意気揚々のガンバ達、
都会生まれという事で、高いのを登る(高層ビルを登る)のは
得意という事で、ガンバをリーダーに山登りをする事になります。

テンションが上がり過ぎたガンバは、
仲間達が付いてこれない事にも配慮出来ず、
ガクシャが足に怪我をしてしまいます。

道中、牛を見つけたガンバ達は、その牛をノロイに見立てて
予行演習をする事にします。

ガクシャ立案の作戦で牛を相手に予行演習を始める事になりますが、
ガンバに与えられた役目は、怪我の事でガンバの事を恨みに思っている
ガクシャの足のマッサージ役・・・

予行演習は上手く行かず、ガンバが何とかその場を収めるものの、
ガンバとガクシャの対立が深刻化していきます。
ガンバは牛での予行演習で仲間外れにされた恨み、
ガクシャは足に怪我をした恨み・・・

砂地がずっと続く所に出たので、ガクシャは安全で食糧の心配に無い
遠回りの森を行く事を提案しますが、
ガンバは反発して砂漠を行くと主張しだします。
後に恨みを残さないようにと、
イカサマの提案で2組に分かれて移動する事になります。
(ガンバ、イカサマ、ボーボ、忠太が砂漠組。
ガクシャ、ヨイショ、シジンが森組。)

別れた後、冷静になったガクシャが、ガンバ達を連れ戻すべきだと
思うものの・・・とここで次の回に続きます。

今回は、ガンバの短所とでもいうべき部分や、仲間との深刻な対立が大きく取り上げられていると思います。
目的地が見えてきてテンションが上がってしまったガンバ、
情熱的な性格が、周りを見えなくしてしまい、仲間達を困らせ、
特に頭脳派のガクシャが痛い思いをしてしまいます。

僕(樹中遊路)はガンバの冒険が好きで、好きなアニメベスト10を聞かれたら、
恐らくベスト3には入れるくらい好きです。
ガンバというアニメの中のキャラクターも、冒険と挑戦の象徴として、とても大好きです。

ただ、もしガンバみたいな人が現実にいたとしたら、僕がどう思うかなと思うと・・・
もしかしたら、『時々鬱陶しいかも、って思うかも』・・・と思ったりすることも・・・
これはこの回に限らず、ガンバはとにかくテンションが高く、感情表現が豊かで正直です。

今までのエピソードにも、ガンバは仲間達とケンカしたりする事もありましたが、
この回のように、粘着質ないがみ合いにはなりませんでした。
物事が上手く行かずにフラストレーションがたまって、ケンカして、それで気持ちも収まって・・・という感じでした。
これまでは仲間の嫌な部分が原因のケンカ、深刻なケンカは無かったのです。

今回はガンバの嫌なところ、ガクシャの嫌なところ(ガンバのせいで足を怪我したのを恨みに思っての事ですけど)が
ぶつかり合って、仲間割れという一線を超えるところまで行ってしまいます。
相手の嫌な部分を我慢出来なくなってしまいます。
ある意味仲間の深く隠れてた部分を見てしまったのです。

このエピソードは、仲間割れをして、2組に分かれるところで終わります。
仲間割れをしてしまった事で、更なる窮地に追い込まれる訳ですが・・・

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