キャラクターの変遷「ガクシャ」

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@童話版「ガクシャ」。

 かなり年配な雰囲気ですが、童話の描写を見ると、元気です。

 声は「よく通るやや高めの声」とあります。

 ガクシャの名の通り、博識で、船乗りネズミの水先案内や船長、
 医者や若いネズミの教師もする。(本人弁)

 しっかりしていて、威厳のあるガクシャです。

 非論理的なイカサマと対立したりもしました。

A企画段階のアニメ版「ガクシャ」です。

 ずいぶん若くなりました。ちょっと気難しそうな雰囲気です。
 もっとも、企画段階のキャラクターは実際のアニメのキャラクターより
 暗い感じがします。

 企画書の絵の雰囲気だと、イカサマとややウマが合わないのかな、
 という印象も受けます。(イカサマのサイコロを見て、こんな表情を
 しているように見えるのです。)

 しっぽの形状は皆一緒です。この段階では・・・

Bアニメ版「ガクシャ」。

 子供にも見える勢いのガクシャですが、中年です。30代ぐらい?

 イカサマと対立するという事はピックアップされなくなりました。
 
 基本的に仲間内の頭脳労働担当ですが、今一つな時もあります。
 
 眼鏡がないと何も見えなくなる程のド近眼。
 勉強のしすぎで目が悪くなったのでしょうが、この眼鏡は、頭の良さを
 証明しているというよりは、目の悪さを強調してるだけのような気がします。

 漫画版「ガクシャ」もデザインは同じ。性格は童話版よりになったみたいです。

C「しっぽを立てろー!」

 ガクシャが勉強に打ち込んだ理由は、コンプレックスである「しっぽが短い」という事を
 「他のネズミより博識である」事で克服しようとしています。
 しかし、しっぽの短さを揶揄されると絶望してしまいます・・・

 出崎統監督によると、
 「実際の能力はどうか知らないけど、勉強を一生懸命やって「力はねえけど、
 頭は良いんだぞ」って言って、生き抜いてきた人でね。やっている事は、相当間違ってる
 けど(笑)、そこにプライドを持って生きてきた人。」とあります。
 (DVD付属のメイキングオブガンバの冒険より抜粋。)

Dガクシャを描いてみる。

 自分の描きやすいタッチで描いたガクシャですが・・・
 あんまりと言うか、ほぼ変わりませんでした。

 皆様はどんな想いを込めてガクシャを描きますか?

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